ルーレットは、カジノを代表する人気ゲームのひとつ。シンプルなルールで始められるうえ、さまざまなベットスタイルがあるため、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。本記事では、ルーレットの基本的な仕組みから、ベット方法ごとの当選確率まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
ルーレットとは?基本ルールをおさらい
まず基本戦略に入る前に、ルーレットのチップの置き方や確率についてざっくりおさらいしておきましょう。すでにご存じの方もいるかもしれませんが、オンラインカジノのライブカジノでよく使われる「ヨーロピアンルーレット」と、「アメリカンルーレット」の2種類があります。この2つの違いは、ゼロの数にあります。
ヨーロピアンは「0」が1つだけなのに対し、アメリカンは「0」と「00」の2つが存在します。そのため、数字の数はそれぞれヨーロピアンが37、アメリカンが38となります。単純に考えて、ヨーロピアンルーレットのほうが選択肢が1つ少ない分、数字をピタリと当てる確率はアメリカンよりもわずかに高くなるというわけです。
当選確率の計算方法
ルーレットで当たる確率は、以下の式で求められます。
当選確率(%)=(ベットでカバーしている数字の数)÷(全ポケット数)×100
ベットがカバーする数字の数は、賭け対象の数字の個数を指します。例えば「10」に賭けるなら1個、「1〜10」なら10個です。全体の数字の数は、ルーレット盤にあるポケットの数で、ヨーロピアンは37個、アメリカンは38個あります。これを使ってベットの当選確率を計算します。
ベット方法別|当選確率一覧
ヨーロピアンルーレット(全37ポケット)とアメリカンルーレット(全38ポケット)のベット方法ごとの当選確率は以下のようになります。
ベット名 | ベット方法 | 当選確率 |
ストレートアップ(1点賭け) | 特定の1数字に賭けるベット方法 | ヨーロピアン:2.70%アメリカン:2.63% |
スプリット(2点賭け) | 隣接する2つの数字にまたがって賭ける方法 | ヨーロピアン:5.41%アメリカン:5.26% |
ストリート(3点賭け) | 横1列の3つの数字にベットする方法 | ヨーロピアン:8.11%アメリカン:7.89% |
コーナー(4点賭け) | 四角に接する4つの数字に賭けることを指す | ヨーロピアンで:10.81%アメリカンで:10.53% |
ライン(6点賭け) | 2列(計6数字)にまたがって賭ける方法 | ヨーロピアン:16.22%アメリカン:15.79% |
カラム/ダズン(12点賭け) | 「1~12」「13~24」「25~36」などの区切られた12数字に賭ける | ヨーロピアン:32.43%アメリカン:31.58% |
赤・黒/奇数・偶数/ハイ・ロー | 赤・黒、奇数・偶数、1~18または19~36などの18数字に賭ける | ヨーロピアン:48.64%アメリカン:47.37% |
緑の「0」や「00」の確率は?
ルーレットの“落とし穴”ともいえる存在が、緑の「0」や「00」です。では、ヨーロピアンとアメリカン、それぞれのルーレットで緑ポケットが出る確率を見てみましょう。
ヨーロピアンルーレットの場合
ヨーロピアンルーレットでは、緑のポケットは「0」ひとつだけ。全体のポケット数が37なので1÷37×100≒2.70%。つまり、約2.70%の確率で「0」に止まります。
アメリカンルーレットの場合
アメリカンルーレットには「0」と「00」の2つの緑ポケットがあり、全部で38ポケット中の2つが緑なので2÷38×100≒5.26%。よって、およそ5.26%の確率で「0」または「00」が出現します。
どっちが有利?
つまり、アメリカンルーレットの方が緑に吸い込まれるリスクが高めですね。オッズが似ているベットを狙うなら、ヨーロピアンルーレットの方がプレイヤーに有利となっています!
最後に
ルーレットは、運に任せたゲームでありながら、ベットの方法やルーレットの種類によって、ルーレットで当たる確率や期待値が大きく変わります。できる限り当選確率が高いベットを選んだり、ヨーロピアンルーレットをプレイすることで、リスクを下げることができます。ベットごとの確率を把握した上で、自分の好きなタイプのルーレットで、自分に合った戦略を立て、ルーレットの楽しさを最大限に味わいましょう!