メタバース革命は日本のカジノ業界にとって何を意味するのか

メタバース革命は日本のカジノ業界にとって何を意味するのか

現代においてIT技術の進化は目覚ましく、ゲーム業界はもちろんあらゆるビジネスで活用されています。アップルやメタ(旧フェイスブック)の巨額投資も大きな話題となりました。今後メタバースが社会にどんどん浸透していくことは間違いありません。

そしてもう一つ、近年大きく市場を拡大しているのがカジノ業界です。オンラインカジノは世界的に流行しており、2023年時点でその規模はすでに一兆円を超えています。さらにすごいことに市場2036年まで常に右肩上がりの予想になっています。

メタバース関連の技術は今後カジノ業界にも大きく影響していくでしょう。では具体的にどのような変革が起こるのでしょうか?予想してみました。

目次

そもそもメタバースとは?

メタバースはあらゆる業界を変革できるほど革新的な技術ですが、現時点ではまだ使用経験の有無による理解度の差が大きいでしょう。そもそもメタバースをよく知らない人もまだ多いのではないでしょうか。そこで簡単にメタバースについて解説します。メタバースとは端的に言えば「仮想世界を作れるテクノロジー」を指します。

メタバースを活用するとインターネット上に仮想世界を作れます。最近はテレビでもトピックとして取り上げられています。たとえば、ネットにアクセスしてメタバースの世界にログインしてみると、自分のアバター(ロールプレイングゲームのキャラクターのようなもの)を動かす形でその世界で活動することができます。

たとえば、仮想世界上の洋服店を訪れて実際にそこでモノを買うと後日郵送で商品が届く仕組みとなっています。また、お見合いパーティーのようなものも開かれていてそこで他の参加者(アバター)と会話を楽しめたりします。意気投合すれば、後日現実世界での出会いにつながることもあります。

メタバースによりカジノは日本人にとってより身近かつリアルになる

特に日本などカジノが無い国の場合、メタバース活用の価値は計り知れません。なぜなら仮想世界上にカジノができることで世界中どこからでもカジノゲームを楽しめるようになるからです。仮想世界上にラスベガスのような都市を作ってそこでプレイヤーが本場カジノと同じようにゲームを楽しんだり、他のプレイヤーと談笑したりすることは技術的にはもう可能です。

ただメタバースの出現はそこまで大きな意義は無いという人も実はいます。その主な理由は、すでにオンラインカジノが存在するということです。メタバース上ではないにしてもインターネット上にはすでにカジノゲームがプレイできる場所があるため、今までも自宅でカジノゲームができなかったというわけではないのです。

しかし、メタバースの出現はより本場に近いカジノを体感できるという意味で大きな意義があります。現在のオンラインカジノでもギャンブルは可能ですが、本場と同じ体験を楽しめるのかと言えば少し疑問が残るはずです。実際のカジノではディーラーや他のプレイヤーと会話を楽しんだり、買い物をしたりゲーム以外の楽しみもあります。メタバース上にカジノが作られれば、このようなよりリアルなユーザー体験を得ることができるはずです。なお、最新のオンラインカジノはイカサマンで紹介されています。オンラインカジノはたくさんあるので、どのサイトがいいのかわからなくなったという人は多いと思います。そんな時はこの記事を読んでみましょう。青木けいた氏が各オンラインカジノの特徴を解説しています。ボーナスやゲームの種類など、様々な情報を得ることができます。記事を参考にして、自分にあったカジノを見つけてみましょう。

メタバースは日本が得意とする産業!

今後、日本にとってのカジノは大きな変革を迎えるかもしれません。現在日本にはカジノはありませんが、IR法案が可決し大阪で総合カジノリゾートの計画が立てられています。ニュースでは2030年頃の開業予定になっており、すでに具体的なプロジェクトが進行しています。日本にも将来カジノができることはもう間違いないでしょう。

それに加え、メタバースという技術は日本が得意とするジャンルとも言えます。AI、ブロックチェーン、VRなどの技術に関しては、日本は世界的にみて目立った成果を出せておらず、各技術の最大手と言われる企業は、米国や中国のIT企業がずらりと並んでおり日本企業は遅れをとっているのが現状でしょう。しかし、メタバースの世界であればアニメや漫画など、日本が世界に誇れる産業が活かせるはずです。

日本はアニメ・マンガ大国で、海外にもファンが多くいます。魅力的なストーリー、共感しやすいキャラクター、高品質な映像表現が、その人気の要因です。具体的には、ドラゴンボール、ワンピース、ジブリなどが特に人気が高いようです。2024年で言えば鬼滅の刃の映画が世界中で爆発的なブームとなりました。

今後は間違いなくメタバースでも人気アニメそしてマンガのコンテンツ制作が進んでいくはずです。日本の作品をモチーフとした仮想世界も数多く開発されていくでしょう。ちなみにですが、オンラインカジノ上のコンテンツでは日本アニメが使われたものがすでに登場しています。例えば、Saiyan Maniaというスロットゲームは、ドラゴンボールがモチーフになっています。

メタバース上のカジノではどのようなことができる?

ではメタバース上で作られたカジノではどのようなコンテンツが出てくるのでしょう。まず間違いなく、メタバースならではのコンテンツも作られるはずですが、カジノゲームをプレイするというよりもカジノそのもの体験するという感覚になると予想できます。

現在のオンラインカジノの場合は画面上で操作しながらゲームをプレイします。それに対し、メタバース上でもゲームをするという動作自体は同じですが、その方法がよりリアルに近いものになります。たとえば、バカラをプレイする際は仮想空間上でバカラがプレイできる場所にアバターを移動させます。他のユーザーとおしゃべりする際は、アバターの近くに行って実際に話しかけます。

仮想空間上でのカジノはラスベガスなどの現実世界のカジノと同じようにより能動的にカジノを体験することになるでしょう。ディーラーや他のプレイヤーと言葉やジェスチャーを交えてコミュニケーションを取れるようになります。

メタバース上のカジノに期待すること

現時点ではメタバース技術には高速通信回線の必要性など、いくつかの課題があります。しかし、この技術的な問題が解消されれば、ランドカジノやオンラインカジノとはまた違う全く新しいコンテンツになります。

将来的にはメタバース上にカジノができることはもう間違いないでしょう。多くの企業がすでに投資してカジノの仮想世界を作ろうとしているはずです。個人的には、カジノリゾートのような世界が開発されるのではないかと予想しています。具体的にはカジノゲームができることはもちろんですが、そこでアーティストのライブ、初心者向けのカジノ講座、他のプレイヤーとの交流スペースなど、ゲーム以外のコンテンツも充実していくのではないかと思います。様々なエンターテイメントが楽しめる施設になるのではないでしょうか。

まとめ

今回はメタバースの普及がカジノ業界に与える影響について解説しました。近年は、スポーツ、韓国の芸能情報、グルメがテレビで多く取りあげられていますが、メタバースもそれに負けないくらい社会的に注目されています。メタバースが完成すれば日常生活のほぼ全てが仮想世界上で完結するでしょう。完全な実現にはまだ時間を要しますが、メタバース上のカジノ誕生はもう間もなくです。技術的な準備は整いつつあり、開発も着実に進んでいます。今後の展開に期待が高まります。

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