2000年に公開された時代劇映画「春香伝」に出演して韓国で芸能界デビューしたチョ・スンウさん。映画のほかドラマや舞台作品でも主要な役柄を演じ、卓越した感情表現が高く評価されている実力派俳優の1人です。2023年に上演されたミュージカル「オペラ座の怪人」では厳しいボイストレーニングを受けてから本番に臨み、ファントムの心理を緻密に表現して話題になりました。そんなチョ・スンウさんに関して事故の噂があるのですが、彼の周囲で何が起きたのでしょうか。代表作や経歴などと合わせて解説します。
チョ・スンウの事故の噂はなぜ?
チョ・スンウさんが事故に巻き込まれた、交通事故を起こしたという情報は確認されていません。きわめてクリーンな人物にもかかわらず事故の噂が流れているのは2015年5月に起きたファンとの衝突が原因でしょう。騒動の発端はミュージカル公演後にチョ・スンウさんが出待ちしていたファンに対して「なぜネットのファンコミュニティに悪口を書くのか?」と注意したことです。その様子をファンが動画で撮影してネットのファンコミュニティに掲載したところ、「チョ・スンウがファンを差別している」という論争が巻き起こったのです。
ファンコミュニティの特性を批判
論争が起きた翌日、チョ・スンウさんはネットのファンコミュニティに自分の名前でコメントを投稿。その投稿内容によると、マネージャーや古参のファンなどチョ・スンウさんにとって大切な人がファンコミュニティで悪口を言われて彼自身が深く傷ついたらしいです。さらに優しいフリをしながら匿名という仮面をつけてファンコミュニティで悪口を書く行為が許せないのだとか。チョ・スンウさんの主張は「現代のファンの文化を分かっていない」と批判された一方、「迷惑をかけるファンは本当のファンではない」といった声も相次ぎました。
謝罪と変わらない思いを表明
本人に大きな問題があった訳ではありませんでしたが結局チョ・スンウさんは事故を起こした張本人のごとく炎上しました。そして論争が収束に向かわない事態を重く受け止めて直筆の文章をネットに掲載。その文章には、自分の発言によって傷ついたファンに対する謝罪と共に、ファンコミュニティに対する嫌悪感が変わらないという確固たる思いが綴られていたのでした。
チョ・スンウは現在何してる?
出典元:Netflix Japan
2026年7月時点(現在)チョ・スンウさんは46歳です。幼い頃に両親が離婚したために恋愛や結婚に積極的になれず、独身のまま俳優業を続けてキャリアを積み重ねています。同年の夏に予告が解禁されたNetflix限定配信ドラマ「トングン-呪いの宮-」では呪われた王宮・東宮のトップに君臨する王様の役を熱演。王様が抱える闇を濃密に描き、物語に深みを与えています。また人気俳優のナム・ジュヒョクさんや新進気鋭の若手俳優であるノ・ユンソさんとの共演にも注目が集まっているようです。
チョ・スンウの代表作
「修飾語の必要のない俳優」といわれるほど韓国で名をはせているチョ・スンウさん。さまざまなタイプの役柄をこなせる多彩な表現力を持っているため、演劇界に欠かせない逸材となっています。ここからはチョ・スンウさんの代表作をチェックしていきましょう。
涙なしで観られない映画「マラソン」
映画「マラソン」は2005年に公開されて韓国で500万人以上の動員を記録した大ヒット作。チョ・スンウさん演じる主人公の青年が自閉症という障害を抱えながらも母の愛情に支えられてフルマラソン完走を成し遂げる感動的な物語です。チョ・スンウさんは「マラソン」での演技が評価され、同年に韓国の映画賞を数多く獲得。当時25歳という若さでしたが、年上のベテラン俳優と肩を並べても見劣りしない貫禄をすでに身につけていました。
壮大なスケールの時代劇ドラマ「馬医」
出典元:BS12 トゥエルビ
「馬医」は2013年に日本の衛星劇場で放送された時代劇ドラマ。チョ・スンウさんがデビューから約12年を経て、初めて連続ドラマで主演を務めた記念作です。「宮廷女官チャングムの誓い」を手がけたイ・ビョンフンさんが監督を務め、李氏朝鮮時代に実在した獣医ペク・クァンヒョン氏の生涯を壮大なスケールで描きました。チョ・スンウさんはドラマ撮影の約2カ月前から馬の手入れなどに励み、入念に役づくりをおこなったそうです。
「秘密の森~深い闇の向こうに~」
出典元:Netflix Japan
「秘密の森~深い闇の向こうに~」は2017年にシーズン1、2020年にシーズン2が放送されたサスペンスドラマです。チョ・スンウさん演じる検察官ファン・シモクと、ペ・ドゥナさん演じる刑事ハン・ヨジンの2人が協力して殺人事件の解明を進める中、大きな陰謀に巻き込まれることに…。実力派俳優陣による力強い演技と、予測できないスリリングなストーリー展開が国内外で評価され、ニューヨークタイムズ紙の国際TVドラマTOP10に本作がランクインしています。
チョ・スンウの経歴
チョ・スンウさんは1980年3月生まれで、1970年代に人気を博した歌手のチョ・ギョンスさんが父、ミュージカル俳優のチョ・ソヨンさんが姉です。物心つく前は父と母そして3つ年上の姉と一緒にソウルで暮らしていましたが、3歳の時に両親が離婚。これをきっかけに母に引き取られ、父と疎遠になりました。そして母は複数の仕事を掛け持ちし、女手一つで幼い子供2人を育て上げるために必死でした。そのような光景を目の当たりにしながら育ったチョ・スンウさんは周囲の同年代の子供よりも大人びた考えを持っていました。
中学時代に転機到来
チョ・スンウさんが演劇に興味を抱いたのは公立中学校に通っていた時。姉がミュージカルに出演する様子を見て感動し、ミュージカル俳優を目指すようになりました。中学校卒業後は桂園芸術高等学校 演劇映画科に進学。高校時代にはミュージカル俳優であるナム・ギョンウプさんの本格的な指導を受け、歌や演技の基礎を習得しました。そして高校卒業後は私立檀国大学校 演劇映画学科に進学し、劇場映画に関する学士を取得。大学在学中には約1000人が参加したオーディションを突破して時代劇映画「春香伝」の主人公に抜擢されたのでした。
まとめ
ここまでチョ・スンウさんの事故の噂や現在何をしているのかなどについて解説しました。チョ・スンウさんは過去に事故の加害者や被害者になった経験がなく清廉潔白です。1970年代に一世を風靡した歌手の息子ですが、その事実を利用せずに自身の努力と才能で俳優の道を開拓しました。結果、ドラマ・映画・ミュージカルの3つの分野すべてで成功をおさめ、国民的な人気をほこっています。今後の出演作も見逃せませんね。


