Z世代の若者が、人付き合いをする上で重要な判断要素にしているという性格診断・MBTI。もともとはスイスの心理学者が1921年に出版した本に基づき考案されたアンケート形式の心理テストで、決して目新しいものではないそう。
しかし、昨今では韓国アイドルたちが自身のMBTIを公開していることで、若者たちがこぞって自分のMBTIを調べ、推しアイドルや友人との相性診断をするという風潮があります。
MBTI診断 韓国で流行し始めた理由は何なのか?今後、若者たちが人間関係を構築していく上でどのような役割を果たしていくのか?調べてみましょう。
MBTI診断 韓国で流行した理由
MBTI診断 韓国で流行し始めたのは、韓国アイドルたちがきっかけでした。世界でもブームを巻き起こしているK-POP文化。BTSやBLACKPICKなどの世界的スターをはじめ、さまざまな韓国アイドルたちが国外で活躍していますよね。そんな彼らがMBTI診断を始めたことで、若者たちも自身のタイプを知りたいと思うようになったそうですよ。
MBTI診断 韓国ではコミュニケーションツールに
MBTI診断 韓国で流行した理由は、韓国アイドルたちがファンとのコミュニケーションツールとして活用し始めたことがきっかけでした。
韓国アイドルたちは、ファンが好きなアイドルの性格を細かく知ることができれば、いっそう興味を持ってくれるだろうと考えたのでしょう。次から次へと、さまざまな韓国アイドルたちが自身のMBTIを公表し、自分の性格を世に広め出したのです。
推しや友人との相性診断も
MBTI診断 韓国アイドルの性格を知るだけではなく、ファン同士のコミュニケーションに使えたり、友人や好きな人との相性を調べるために活用できたりもします。
いつの時代でも心理テスト系の流行はみられ、かつては星座や血液型で性格診断をしていた過去もありました。現代は、MBTIがスムーズな人間関係を構築するための1つの要素になっているのでしょう。
コロナ禍でじっくり自己分析
MBTI診断 韓国で流行したきっかけの1つは、コロナ禍にあるとみられています。外出を控え、自宅で過ごす時間が増えていた人々は、MBTI診断のように時間のかかる心理テストに挑戦しやすかったのでしょう。
占いが好きな韓国文化も背景に
もともと韓国では、占い文化が根付いていました。韓国ドラマでも、占いや予言のシーンを見たことがある人もいるのではないでしょうか。受験や就職の競争も厳しい韓国では、大事な決断をする際に占いによって助言してもらう人も多く、MBTIのブームにつながったのではないかといわれていますよ。
MBTI診断 韓国が発祥?
MBTI診断 韓国で流行し始めていますが、実は発祥は全く違う国でした。スイスの心理学者カール・グスタフ・ユング氏が、1921年に出版した本に書かれていた情報をもとに、アメリカのキャサリン・クック・ブリックスと娘のイザベル・ブリッグス・マイヤーズが考案したものといわれています。
韓国では自己紹介がわりに
MBTI診断 韓国では、自己紹介として使われることが多くなってきました。自己紹介といえば、名前や年齢などの基本情報に加え、好きな食べ物やアーティストを教え合うことで、気が合う相手を見つけるのが定番だったと思います。しかし、自分のMBTIを教えることでより自己紹介が手短になり、相手がどういう人なのか瞬時に判断しやすくなるのだそう。16タイプという細かな種類に分かれることから、MBTIを知るだけで「同じタイプだ!」「気が合うかも」という第一印象につながりやすくなるんですね。
まとめ
MBTI診断 韓国で流行している背景について調べてみました。もとは韓国アイドルたちが公開したことで、ブームに火が付いたとみられるMBTI診断ですが、占い好きの韓国文化も大きく関係している可能性もあるようですね。
人間関係を築き上げるのに大事な情報となるMBTI、ぜひあなたも自分のタイプを知っておき、自己紹介の際に話題にしてみてはいかがでしょうか。